初夏の夜。ハマの風とビール
先日、高校時代の同級生とハマスタに行ってきた。高校野球をやっていた割にプロ野球にはそこまで興味がないのだが、ビールが半額ということでお誘いを受けることに。
試合はベイスターズが逆転勝ち。ベイスターズファンにとってはサイコーの1日となったようだ。
確かに応援しているチームが勝つのは嬉しいのだが、それよりも球場、特にナイターの雰囲気が好きだ。
この季節特有の暮れなずむ空、まばゆいばかりの照明、チームの特色ある歓声、歓喜、昼間の暑さを時間とともに吹き飛ばしてくれる涼風。梅雨入り前のひととき。
そしてなんといっても野球といえば生ビール。スーパードライ、一番搾り、黒ラベル、エビスは定番。ハマスタにはベイスターズエールとベイスターズラバーのクラフトビールがある。売り子さんも額に汗をにじませつつ一生懸命急な階段を上り下りしている。
球場の演出もよい。照明と音楽が織りなすダイナミックな雰囲気。花火。ひと昔前の野球観戦とはまるで違う。野球の試合というよりショーを見ているような感覚に襲われる。
買った試合の後はみんな幸せな雰囲気で球場を後にする。このまま帰るのはもったいないので、近くのお店でワインを飲む。スペインの安いハウスワインだったが、初夏のハマスタの風を感じる、よく冷えたさわやかな味わいであった。