暗号資産詐欺とワイン
刺激的なタイトルですが、ワインと詐欺は一切関係ありません。昨日の午後に有意義な時間を過ごしたのでそのあたりを書いていこうと思います。
毎週土曜日は午前中で仕事が終わるので、家族には内緒で自由時間としている。とあるサイトで、美人セレブ風女子から投資の情報交換しましょうという話があったので、好奇心旺盛な私としては期待と不安を胸にその場に向かった。
場所は横浜市内のラグジュアリーホテルのカフェ。初対面なのにいきなりかよ!とツッコみたくもなるが、好奇心が明らかに勝っていたので、スーツ姿でビシッと会場入り。
1階のフロントでカフェの場所を聞く。ホテル的な笑顔をにっこりと振るまってくれた感じのいいフロントスタッフに緊張をほぐされ、エレベータに乗る。
降りた先はまさにラグジュアリーといった空間。ウェルカムドリンクなのか、オレンジジュースを持ったホテルマンと目が合ったが、一瞥もせず相手を探す。
いた。ソファにひとり座っている。後ろ姿。長い髪でノースリーブのニット。バッグはヴィトン。ラグジュアリーな雰囲気満点の女性。「こんにちは!」思い切って声をかける。しかし反応が鈍い。し、しまった!別人だった(笑)後から彼氏らしき人が来たので、そそくさと逃げる。
しかしその日の私はとがったナイフであった。周囲の冷ややかな視線も気にせず、ひるむことなく次々と声をかける。そして、4人目でやっと出会うことができた。
深田恭子似の40代セレブ風。耳にはシャネルのピアス。ロングヘアー。まつエクばっちり。こ、これは…。胸が高鳴る。
ところがです。ところがお互い初対面なのに自己紹介もろくにせず、いきなり暗号資産やらブロックチェーンやらNFTやらの話。横文字ばっかりでほぼ話が入ってこない。まずい…。相手のペースに巻き込まれる。
こちらも相手を知ろうと、質問やら副業の株式投資やら雑談を持ち掛けてみるが、すべてスルー。この暗号資産で億を稼ぎ出し、ホテル暮らしをしているなんとかさんの話になり、最後は、この会社にこれだけ振り込めばこれだけのリターンが返ってくるという…。
笑顔もなく、目もほとんど合わせてもらえなかったので、相手も警戒していたのかもしれません。おそらくマルチだとは思いますが、その深キョン風ももしかしたら騙されているのかもしれません…。
アイスコーヒー1800円、なんとかアイスティー1500円を支払い、その場を後にする。ラグジュアリー価格(笑)
こんな世界があるのだと、またひとつ勉強になった。どんな形であれ、人はいくつになっても体験によって成長できることを改めて実感。
で、肝心のワインの話ですが、この後試飲会に参加しました。長くなってきたので、この話はまた他日。